公演中止のお知らせ
大変申し訳ございません。台風接近に伴い「書寫山圓教寺」への経路 ロープウェイが運行中止になり、主催の姫路市立美術館の判断により公演中止となりました。田中泯本人もとても楽しみにしておりましたので、本当に残念ですがご理解をよろしくお願い申し上げます。Madada Inc.
杉本博司-Noh Climax
常行堂後期展示を記念して、田中泯のパフォーマンス
出演者:田中泯
日時:9月19日(月・祝)
午後5時から(1時間程度を予定)
場所:書寫山圓教寺 常行堂
参加申込方法:下記URLから9月12日(月曜日)までに
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主催 姫路市立美術館
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オフィシャル配信内容
杉本博司はかつて、自身の作家活動の原点とも言える写真技法を和歌の伝統技法である本歌取りと比較し、「本歌取り論」を展開しました。この中で杉本は、日本文化の伝統は旧世代の時代精神を本歌取りすること、つまり古い時代の感性や精神を受け継ぎつつ、そこに新たな感性を加えることで育まれてきたものであろうと述べています。更には、日本だけでなく世界中の文化に本歌を求め、自身の創作においても本歌取りを試みています。
杉本は本展で、自身の表現領域の拡大に伴い、写真技法のみに留まらない更なる「本歌取り論」の展開を試みます。時間の性質や人間の知覚、意識の起源といった杉本が長年追求してきたテーマを内包しながら、千利休の「見立て」やマルセル・デュシャンの「レディメイド」を参照しつつ独自の解釈を加え、新たな本歌取りの世界を構築します。
この新たな本歌取りを表現すべく、初公開となる屏風仕立ての写真作品≪天橋立図屏風≫とその発想の源泉となった頴川美術館旧蔵の≪三保松原図≫(兵庫県立美術館蔵)や、春日大社に関わりのある≪金銅春日神鹿御正体≫(細見美術館蔵)とそれを本歌とした≪春日神鹿像≫など、杉本作品と共に、その本歌となったさまざまな作品が展示されます。
また、尾形光琳の≪紅白梅図屏風≫を本歌とする≪月下紅白梅図≫や、代名詞ともいえる大判の写真作品をはじめとする杉本の代表作に加えて、姫路城を撮影して屏風に仕立てた≪姫路城図≫、書寫山圓教寺所蔵の≪性空上人坐像≫を本歌とした写真作品≪性空上人坐像≫といった姫路の文化財に触発されて生まれた新作を通して、杉本作品の底流に常に存在してきた本歌取りの概念を紐解きます。
前期: 9月17日から10月10日
後期: 10月12日から11月6日
[関連イベント]
1. 杉本博司×千宗屋「杉本博司展 本歌取り」オープニングトーク
日時: 9月17日(土曜日)14:00〜15:30
登壇者: 千宗屋氏(武者小路千家家元後嗣)、杉本博司氏(本展出品作家)
場所: 姫路市立美術館 2階講堂
定員: 50名(参加申込多数の場合は抽選)
2. 講演 書寫山圓教寺の仏教美術 ―阿弥陀如来坐像を中心に―
日時: 9月24日(土曜日)14:00〜15:30
講師: 奥健夫氏(文化庁文化財鑑査官)
場所: 姫路市立美術館 2階講堂
定員: 50名(参加申込多数の場合は抽選)
3. 講演 書寫山圓教寺の仏教美術 ―性空上人坐像を中心に―
日時: 10月22日(土曜日) 14:00〜15:30
講師: 神戸佳文氏(兵庫県立歴史博物館学芸員)
場所: 姫路市立美術館 2階講堂
定員: 50名(参加申込多数の場合は抽選)
4. [講演]圓教寺常行堂仏後壁の≪二十五菩薩来迎図≫をめぐって
日時: 10月29日(土曜日)14:00〜15:30
講師: 増記隆介氏(東京大学准教授)
場所: 姫路市立美術館 2階講堂
定員: 50名(参加申込多数の場合は抽選)
5. 田中泯パフォーマンスイベント(仮)
日時: 9月19日(月曜日・祝日)
場所: 書寫山圓教寺常行堂
出演者: 田中泯氏
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。
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