記録1981~1990

公演・活動記録

■1981年
舞踊グループ「舞塾(まいじゅく)」発足 
田中泯主催として国内外のダンサ一を対象に身体の集中ワークショップを開始(20010年まで)

ベルギー・カイ演劇祭参加(DUOミルフォード・グレイヴズ、パーカッション)
ロンドン・現代芸術院にて12人の即興音楽家と<カンパニー・ウィーク>参加
西独・ケルン・ダンス・フェスティバル参加(DUOデレック・ベイリー、ギター)
ロ一マ・ジュネーブの夏のフェスティバル参加

<MMD計画81 即興>
デレク・ベイリー(英国、ギター)
ミルフォード・グレイヴス(米国、パーカッション)と共に
10~11月、日本全国で共演
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東京、代田の民家で一週間の独舞
「サイクリング・ドライブ」
岡田正人連日撮影

■1982年
東京、中野に表現者共同運営の非営利実験スペース「plan-B」共同創設
plan-B実行委員会メンバーに木幡和枝らと共に名を連ねる

1982年6月5日〜6月20日アイスランド のレイキャヴィック芸術祭
独舞

独舞 1ヶ月毎日の独舞 「感情」シリーズ

独舞 「感情」シリーズ、オ一ストラリア・シドニー・ビエンナーレに参加

ニューヨーク・ジャパン・ソサエティー主催公演
「MMD」公演(トリオ=ミルフォード・グレイヴズ、田中泯、デレク・ベイリー)
★以後MMDと表記する

土方巽へのオマージュをこめ
「オブジェマガジン 遊」に『地を這う前衛』を発表

MMD 西独・ミュンヘン演劇祭参加(最優秀パフオーマンス賞受賞)

MMD ロンドン公演

フランス・パリ 23日連続公演・独舞「感情」

plan-Bでの田中泯の連続独舞公演へ土方巽がひそかに来場
土方巽はこのとき、公でのパフォーマンスを休止していた。
田中泯は、活動再開を切望し、この年後半から土方の舞踏を映像で再現する共同作業をplan-Bにて発表した。


写真:岡田 正人

■1983年
独舞 「空の型」シリーズ

共同作業の成果をplanBにて、土方巽演出「土方巽 暗黒舞踏」として公開
同年、土方巽演出・振付による田中泯・芦川洋子デュオ、他、若手舞踏家たちと
「フック・オフ88 papa—景色への1瓲の髪型」ほか、数回の公演をイベントした。

田中泯+舞塾 イタリア・ヴェニス・ビエンナーレ参加 
  「カンディンスキー・紫の音色」
  (ジュリオ・トウルカット美術、ルチアーノ・ベリオ音楽)
  

独舞「感情」連続1週間 ニューヨーク

「ライト・オペラ」
  NYの現代音楽家たちと田中泯、舞塾の共演、La Mama

■1984年
田中泯1500回舞踊記念公演「恋愛舞踏派定礎>」
  演出・振付土方巽(第一生命ホ一ル)

  ★田中泯が「舞踏」という言葉を使用しての公演を行ったのは、これが最初となる

デンマーク・コペンハーゲン国際音楽祭
「フールズフェスティバル」

1984年6月15日、6月17日、6月18日
ギリシア古代演劇祭 ワールドオープニング「オィデイプス」主演・振付
LA MAMA (USA)主催

独舞 パリにて独舞連続公演「空の型」

独舞 オーストリア・ウィーン、リンツ公演東欧圏公演(ハンガリー、チェコスロヴァキア)

■1985年
日本文化財団主催・朝日新聞社公演「舞踏フェスティバル」
  田中泯+舞塾 作品「昼の月」参加、新宿文化センター

  ★土方巽が現存する最後の舞踏フェスティバルになった。

山梨県、白州へ「身体気象農場」を開設
  
田中泯+舞塾 連続公演 フランス、ベルギー、チェコスロヴァキア、

「第一次南方熊楠計画」高山寺。和歌山県田辺市
  身体気象研究所のメンバーが企画・主催したプロジェクト

東京都美術館「現代美術の動向 1970年以降の美術─その国際性と独自性」展で美術作品とともに独舞

■1986年

1月21日 土方巽没

独舞 フランス・マルセイユ「日本の現代美術展」

独舞 ベルリン「舞踏フェスティバル」(ベターニエン・ハウス)

独舞 「舞踏+景観装置」世田谷美術館

■1987年
セゾン劇場主催 『土方巽追悼公演シリーズ「病める舞姫」』 参加
  田中泯+舞塾「恋愛舞踏派 あお草-湯上がりの涼をとっている全裸の母親を」 銀座セゾン劇場

パリ オペラ・コミック座 企画「我々は風景を踊れるか」
  田中泯:演出・振付・主演、出演:舞塾
  美術:オランダのカレル・アッペル
  音楽:ヴェトナムのダオ
  指揮:ジルベール・アミン
  演奏:パリ・オペラ座オーケストラ

東欧圏(チェコスロヴァキア、ポーランド)田中泯+舞塾 公演
  ポーランド・ブロッツラフ・オ一プン・シアター・フェスティバル

独舞 西独・ブッパダール音楽祭、

独舞 ミュンヘン舞踊フェスティバル

■1988年
日活主催 「調布・舞踏フェスティバル」参加
  田中泯+舞塾 「Drive-on 月が侵入する縁側の板敷きで」
  現代ピアノの第一人者、アメリカのセシル・テイラーと共演
  調布グリーン・ホール

小澤征爾指揮 新日本フィルハーモニー定期公演「カルミナ・ブラーナ」
  出演・振付(演出:実相寺昭雄) 東京文化会館ほか

山梨県の山村において、日本ではまだ珍しかった野外フェスティバルを自主開催
  「白州・夏・フェスティバル」(1988~1992年)
  「アートキャンプ白州」(1993~1999年)
  「ダンス白州」(2001~)

田中泯+舞塾 公演
  ハンガリー ブダペスト芸術フェスティバル
  ポーランド ワルシャワ・フェスティバル
  チェコスロヴァキア、モスクワ

■1989年
田中泯+舞塾 『白州版「春の祭典』
  白州・夏・フェスティバル89

田中泯+舞塾 「樹一ツリー」開始(~1991年)
  
田中泯+舞塾 「我々は風景を踊れるか」
  ニューヨーク ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック
  ★1987年パリの作品の改定再演

EC主催ユーロパリア「日本展」参加
  イタリア(バリ、トラパーニ)
  オランダ(ユトレヒト)
  パリ田中泯+舞塾 作品「秋の水」

■1990年
フランス政府より芸術文化騎士章(シュヴァリエ・デ・ザール・エ・レ・レトル)受賞
  ★ミッテラン時代のフランス文化大臣:ジャック・ラング

南方熊楠没後五十周年記念「第二次南方熊楠計画」
  和歌山県田辺市、原始の島・神島(かしま)

小澤征爾指揮 新日本フィルハーモニー・オペラ・シリーズ「サロメ」参加
演出:実相寺昭雄

野外フェスティバルにおいて、ワークショップ「身体の夏・学校」を開催
  世界十数カ国から50名が参加(〜2010年)

田中泯+舞塾 「春の祭典」パリ・オペラ・コミック座
  美術:リチャード・セラ
  音楽:野口実
  照明:ジャン・カルマン
  4日公演の各日ゲスト出演者
   リチャード・セラ(美術家)
   クロード・ピカソ(美術、写真家)
   合田成男(舞踊評論家)
   フェリックス・ガタリ(哲学者)

★この公演後、一度舞塾は解散するが、
 山梨を拠点に残ったメンバーで舞塾としての活動は継続している。

独舞 東欧ツアー(チェコスロヴァキア、ハンガリー、モスクワ)