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Madada Inc. OfficailWebSite について

★1966年よりダンサーとして活躍。1974年より独自の舞踊スタイルを展開しはじめ、1978年のパリ デビュー以来、世界的なダンサーとして活躍する田中泯|その弟子の石原淋のオフィシャルサイト。最新公演情報、様々な活動履歴、山村生活、農業、近年での映画出演などの履歴を掲載。株式会社Madadaによる公式サイト。★Min Tanaka begins to develop the original of the dance style form1974.
 It is active as a world-famous dancer since Paris debuts in 1978. |Rin Ishihara is the only fair pupil of Min Tanaka. | This establishes the latest performance information, various activity histories, mountain village life, agriculture, a history such as the movie appearance.
 Official site by Madada Inc.

WOWOW  坂本龍一最初で最後の舞台作品「TIME」放送

坂本龍一 + 高谷史郎『TIME』
12月7日(土)午後9時〜 WOWOW

(2024年3月28日 東京・新国立劇場にて収録)
出演:田中泯、宮田まゆみ、石原淋

Ryuichi Sakamoto + Shiro Takatani, TIME
with Min Tanaka, Mayumi Miyata and Rin Ishihara
Broadcast on WOWOW on Saturday, December 7th at 9pm
(Recorded on March 28th, 2024 at the New National Theatre Tokyo.)
https://www.wowow.co.jp/detail/203388/001









TIME 写真_撮影:井上嘉和

#ryuichisakamoto #shirotakatani #mintanaka #mayumimiyata #rinishihara #WOWOW #坂本龍一 #高谷史郎 #田中泯 #宮田まゆみ #石原淋

THEATRE E9 KYOTO オドリ 田中泯+∞「微笑みの星に立つ」

2024年12月25日(水)−12月28日(土)

オドリ 田中泯+∞
Odori Min Tanaka + ∞

微笑みの星に立つ
ホホエミノホシニタツ

とある深い地下の闇夜。
周りは野の鳥の鳴き声で満たされた。
僕は空っぽだったから
一瞬の事のように思ったのだった。
何も見えなくたって景色はある。
でもこの星には景色はなかった。
この星に生命は無いのに僕は居る。
蒸発してやって来たのだ。 
―田中泯

ひとでなし|田中泯|Min Tanaka
一日だけの人間|緒形敦|Atsushi Ogata

吉本有輝子|照明 Lighting|Yukiko Yoshimoto
石原淋|音 Sound|Rin Ishihara
田中らん|舞台美術 Stage|Ran Tanaka

E9 チケット購入サイト

公演日時
12月25日(水) 19:30 *予約受付分を終了いたしました。
12月26日(木) 19:30 *予約受付分を終了いたしました。
12月27日(金) 19:30 *予約受付分を終了いたしました。
12月28日(土) 14:00 *予約受付分を終了いたしました。

チケット
[自由席/日時指定/税込]
一般 前売・予約 4,000円/当日 4,500円
U-25 前売・予約 2,000円/当日 2,500円

主催・企画製作|Madada Inc.
共催|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)





プロフィール

【出演】

田中泯(たなかみん)
1945年3月10日東京生まれ。66年クラシックバレエとアメリカンモダンダンスを10年間学ぶ。74年「ハイパーダンス」と称した独自のダンススタイルを展開。当時の現代美術、文化界に先駆的な衝撃を与える。78年パリ秋芸術祭でルーブル装飾美術館で海外デビュー。既存のジャンルを超えた前衛的パフォーマンスは海外でも高い評価を得る。85年山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を継続。「踊りの起源」への探求、“日常に存在するあらゆる場”を即興で踊る「場踊り」は、日本および世界各地で現在も繰り広げられ、その公演は3000回を超える。88年拠点とする山梨県の農村地帯を活用し当時国内としてはまだ例題の少なかった「野外芸術祭」を発足し21年間継続した。02年映画『たそがれ清兵衛』(監督:山田洋次)でスクリーンデビュー、第26回日本アカデミー賞新人俳優賞、最優秀助演男優賞を受賞。その後国内外に関わらず多数出演。13年ハリウッド映画、19年韓国映画、など海外作品にも発展。22年1月、田中泯の本格的なドキュメンタリー映画『名付けようのない踊り』(監督:犬童一心)が公開。 23年ヴィム・ヴェンダース監督よる日本・ドイツ合作映画「PERFECT DAYS」に出演し、同監督による田中泯のダンスの短編映画「Somebody Comes into the Light」が第36回東京国際映画祭で世界初公開された。

緒形敦(おがたあつし)
1996年6月20日神奈川県生まれ。2017年、TBS日曜劇場『陸王』で俳優デビュー。主な出演作は、ドラマ『MAGI-天正遣欧少年使節-』『いだてん』『相棒19』『大豆田とわ子と三人の元夫』『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』『ソロモンの偽証』『一橋桐子の犯罪日記』『七夕の国』、映画『LOVE LIFE』『レジェンド&バタフライ』、舞台『カノン』踊り部田中泯『外は、良寛。』『わが町』など。待機作に映画『ら・かんぱねら』(監督:鈴木一美)や、舞台『五瓣の椿』(2025年2月14日~)を控える。また東京芸術劇場の野田秀樹芸術監督が師範をつとめる演劇修行の場「東京演劇道場」にも参加している。

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照明 
吉本有輝子(よしもとゆきこ)
大学在学中に学生劇団で舞台照明を始める。2006年、文化庁の派遣によりパリ市立劇場で研修。アトリエ劇研、Theatre E9 Kyotoの運営に携る一方で、大小劇場や野外劇場での演劇、ダンス、オペラと多岐にわたる作品で活躍。ダミアン・ジャレ+名和晃平の舞台作品である『VESSEL』(2016)、『Planet [wanderer]』(2021)に参加、本プロジェクトは現在も継続中。2022年、オランダフェスティバルのメインプログラムとなった坂本龍一の最初で最後の舞台作品である「坂本龍一+高谷史郎『TIME』」に参加 。本作は 2024年台湾公演、日本公演、そして2025年には香港公演を控えている。2024年1月、田中泯と名和晃平の初のコラボレーションとなった舞台作品「彼岸より」にも参加。田中泯の即興の踊りに合わせライブオペレーションを行う。他、実験的舞台にも多数参加。また、照明だけの舞台シリーズ『なにもない空間』を展開し、照明の根源的な可能性を探求している。

音 
石原淋(いしはらりん)
1994年、NHK音楽映像ドラマ『ハムレット幻蒼』で映像デビュ-。番組にダンサーとして出演していた田中泯に出会いその後、師事。1996年、田中泯演出の舞台『千年の愉楽』(原作:中上健次)にて観世栄夫と共演。その後、海外公演も含め田中泯作品に多数出演。2006年より本格的にソロ活動を開始し、田中泯の完全振付によるシリーズ作品『昭和の体重』(音楽:灰野敬二)は現在も続く代表作となった。野外公演『八月十五日のエトランゼ』出演、MV 『The Weeknd – Belong To The World』振付ほかドラマや映画でも活躍中。田中泯の唯一無二の「弟子」であると同時に、田中泯の活動全般を支えるマネージャーであり、プロジェクトを牽引するプロデューサーでもある。田中泯の「場踊り」の音をライブオペレーションするなど、演出的な活動にも携わる。

舞台美術
田中らん(たなからん)
2005年田中泯 独舞「透体脱落」(世田谷パブリックシアター)で舞台美術チームとして初参加。以降、田中泯の活動に、小劇場から大劇場まで、また野外公演にも数多くに携わる。2000年代は東京中野にある実験的ライブ空間である「plan-B」では他では味わえない自由で本質的な「空間づくり」の経験を田中泯の指導のもと積み、近年の主な舞台活動としては、田中泯 ―オドリに惚れちゃって!― 「形の冒険」(東京芸術劇場 / 2018年)、ダンス 田中泯 ―オドリに惚れちゃって!― 「形の冒険Ⅱ―ムカムカ版」(東京芸術劇場 / 2019年)、田中泯 『村のドン・キホーテ』(東京芸術劇場 プレイハウス/ 美術チーフ/ 2020年) 、踊り部 田中泯 「外は、良寛。」(東京芸術劇場 プレイハウス/ 美術チーフ/ 2020年)などがある。
2011年「株式会社久住左官」に入社。左官職人として茶室、数寄屋建築から現代建築まで幅広い活動を展開している。




北九州国際映画祭 田中泯関連の映画上映にて 舞台挨拶

北九州国際映画祭2024 

プラグラム

11月1日17:40〜
オープニングセレモニー登壇

11月2日19:10~
「メゾン・ド・ヒミコ」
上映後アフタートーク登壇

11月3日12:35〜
「名付けようのない踊り」(犬童一心監督)
「SomeBodyComesIntotheLight」(ヴィム・ヴェンダース監督)
上映後アフタートーク登壇
※「名付けようのない踊り」のアフタートークに関してましては、本作に出演している石原淋も犬童一心監督、田中泯と共に登壇いたします。





#北九州国際映画祭 #KitakyushuInternationalFilmFestival #KIFF #北九州 #小倉 #昭和館(映画館) #犬童一心(監督) #メゾンドヒミコ #名付けようのない踊り #ヴィムヴェンダース #WimWenders #SomebodyComesintotheLight #田中泯 #MinTanaka #다나카민 #石原淋 #RinIshihara #이시하라린

映画「黒の牛」(監督:蔦哲一朗)

蔦哲一朗 監督作品
映画「黒の牛」

出演:リー・カンション、ふくよ(牛)、田中泯

禅に伝わる「十牛図」から着想を得た、牛と男の物語。ツァイ・ミンリャン監督作品で知られるリー・カンションが主演。音楽は#坂本龍一。70ミリフィルムを一部使用し圧倒的な映像美で誘う「無」への旅。

#リーカンション #李康生 #LeeKangSheng #FUKUYO(ox) #田中泯 #MinTanaka #다나카민 #坂本龍一 #RyuichiSakamoto #蔦哲一朗 #TetsuichiroTsuta(director) #黒の牛 #BlackOx #東京国際映画祭 #ムーリンプロダクション(製作) #HuangYinYu #黄インイク #EricNyari #エリックニアリ #ShozoIchiyama #市山尚三






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第37回 東京国際映画祭ワールドプレミア
映画「黒の牛」

東京国際映画祭での上映日と劇場が決定
https://2024.tiff-jp.net/ja/lineup/film/37003ASF02

11/1 (金) 13:15〜 丸の内ピカデリー2
※監督登壇予定

11/3 [日] 13:20〜 TOHOシネマズ 日比谷 スクリーン12
※出演者、監督登壇予定
チケット販売開始

10/19(土)
購入方法

https://2024.tiff-jp.net/ja/ticket/purchase.html





一枚目写真 ポスター
二枚目写真 蔦哲一朗(監督) 田中泯 青木穰(カメラマン)

清流の国 文化探訪南飛騨 ArtDiscovery / 田中泯「場踊り」

清流の国 文化探訪南飛騨 ArtDiscovery

ダンスパフォーマンス
「踊って円空」
踊り=田中泯 
音=石原淋

1974年独自の舞踊活動を開始し、85年に山梨の山村に移住、農業を礎とした活動を継続。国内外でのダンス公演は現在までに3000回を超える田中泯。一方、1632年に美濃国(現・岐阜県)に生まれ、諸国を行脚しながら寺も仏像もないような小さな村々を訪れてはその土地で手に入る木を使って仏像を彫り、一説に生涯12万体の仏像を彫ったと推定される円空。そんな円空を彷彿とさせる芸術家に与えられる「円空賞」を受賞した経験をもつ田中泯が、南飛騨の自然を舞台に円空を舞う





2024年
10/26(土)14:00開演
10/27(日)14:00開演
※各開場時間は後日発表

場所
南飛騨健康増進センター内
※各公演の具体的な場所は後日発表

料金
前売3500円
当日4000円(パスポート提示で3800円)
小中高1500円(全席自由)

チケットウェブ販売

【岐阜県内のチケット販売場所】
Peatix、南飛騨健康増進センター、しみずの湯、岐阜県美術館、岐阜県博物館、下呂市総合観光案内所、萩原町観光協会

主催:南飛騨アートプロジェクト実行委員会

#清流の国 #南飛騨ArtDiscovery #田中泯 #MinTanaka #다나카민 #石原淋 #RinIshihara #이시하라린

追悼:松岡正剛 氏





言葉をコトバに引き上げよう
 
100分で名著というテレビ番組でキリストの福音書をとりあげ、その中で言葉を コトバ と表記する学者が居ることを識った。ひどく嬉しかった。誰もが持っていて使うことのできる言葉、話し書き聞き考える言葉、まるで自分の所有物であるかのように思ったり、誰もに共通の意味を提供する道具のように思ったりもする。世渡りの道具としても便利だ。進化を続ける詐欺の手口も少なからず言葉から始まる。SNSでの友達作り、不可視の言葉。しかし僕達の言葉には誰もが始まりを持っている、初めて自分で言葉にしてその意味を感知した真の言葉が、産な言葉だ。「本当」は常に産だ、子供みたいなのだ。産な子供の産な言葉を コトバ として思ってみる、そう遠くはないはずだ。物事の名前はともかくとして僕達の言葉は、物事の微妙な感じやわずかな違いを感知・察知して使われる心の動き・感覚、つまり心のセンスなのだ。クレヨンを使い始めた子供の色のセンス、言葉にはならない小さな子供の心の訳。コトバ には誰にも所有できない無数のセンスが同伴しているのだ。
 
オドリのことを、僕は コトバ と同じように片仮名にした、かなり昔からだ。所有できない感覚としてオドリをカラダの外に内に動かす、これは僕の心の偶さかのセンスだ。正直に打ち明けると、半世紀(正確には四十九年)前の僕は言葉を書くこと話すことの全く苦手なヒトだった。読むことは人並みにしてはいたもののオドリを検索・学習することに世代を捨てて熱中する青春の始まり時分。さらに、断っておくと僕はカラダの中で世代を自在に駆け巡ることを旨とするヒトであろうとする者、青春が終わろう筈もなし。そんな頃に、僕は松岡正剛と出会った。そして雑誌「遊」が動き始めて間もない頃、人を介して松岡正剛というヒトと会う羽目になる、新宿のビル上の方の事務所の一室、原稿を執筆中の松岡から少し離れた椅子に座って黙って待つ。一時間か、それ以上かもはや憶えていないが、カラダ左側の本棚のギッシリ連なる本達の背文字が放つ誘惑の虜になっていた。オドリはヒトのこと、カラダのことと言葉で思い始めていたから、そこにある本の表題が好奇心以上を僕に求めているようにすら感じた。

仕事終えた松岡正剛と何を話したか憶えていない。鮮明に憶えているのは、事務所を出てビル下の食堂に入り日本酒で乾杯したことだ。その日以降彼松岡が酒を口に運ぶのを見たことがない。オドリとコトバの他人事のような世界にしがみつき、できれば紐解き俯瞰し過去未来を飛び回り遊び回る。完成に向かわないことごとが発生し続けた約半世紀の友・松岡正剛が逝った!危篤の知らせはあまりにも唐突だった。時間とはないものだった。動悸激しいカラダで外に出、夜空を見上げる、満天の星、久しく見ていない星空は輝きわたっていた。宇宙・ダークマター・月。惜しみなく贈与される コトバ のヒト松岡正剛の心には利他の想いが葉脈の殆く行き渡っていたに違いない。

星空の奥に向かって祈るのだけど、流れ星が何度も何度も輝いては去った。僕はコトバに見放されて現在、居る。

田中泯 拝

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山梨日日新聞 連載 えんぴつが歩く205回

田中泯(オドリ) + ジョエル・レアンドル(コントラバス)

公演情報

田中泯(オドリ)
ジョエル・レアンドル(コントラバス)
2024年7月27日(土)開場15:10/開演15:30





料金
ライブ 4,500円 (当日券 5,000円) 学割2,000円(当日券2,500円)
ライブ+テイクアウトディッシュ 6,200円
*ご予約の上、当日受付でのお支払いをお願いいたします。

企画:SPACE WHO

ご予約・お問合せ:090-5584-3104
住所:〒369-0212埼玉県深谷市櫛挽140-1 ホール・エッグファーム 

詳細はweb

#田中泯 #MinTanaka
#ジョエルレアンドル #JoelleLeandre
#ホールエッグファーム #HallEggFarm
#カフェルコック #CafeLecoq

郡山市立美術館「写真のうた『平間至展』」 パフォーマンス

郡山市立美術館
2024年7月6日(土) ー 8月25日(日) 
「写真のうた『平間至展』」





dance:#田中泯 (ダンサー) 
live shooting:#平間至(写真家)
projection:#岸本智也
会場:郡山市立美術館 中央階段ホール

参加費:無料
定員:200名(抽選当選者のみ)
※本公演では、椅子席のご用意はございません。
※終了時間は未定です。

主催:#郡山市立美術館
企画協力:#株式会社コンタクト、#平間写真館TOKYO





山梨日日新聞社 連載「えんぴつが歩く」200回‼️

山梨日日新聞 連載「えんぴつが歩く」200回‼️。いつもと変わりなくたんたんと書く田中泯。購読してくださっている皆様、ありがとうございます。

#山梨日日新聞 #えんぴつが歩く #田中泯エッセイ #田中泯 #MinTanaka #다나카민 #さんにちEye山梨日日新聞電子版 #山日 #山日YBSグループ #石原淋 #RinIshihara #이시하라린





トークイベント 映画『アンゼルム “傷ついた世界” の芸術家』

ヴィム・ヴェンダース監督作品
上映 映画『アンゼルム “傷ついた世界” の芸術家』

田中泯 舞台挨拶
トークイベント付き3D先行上映会

𝟔/𝟔(木) 𝟏𝟖:𝟒𝟓の回
ヒューマントラストシネマ渋谷
田中泯(ダンサー・俳優)
森直人(映画評論家)













#ヴィムヴェンダース #アンゼルム #アンゼルムキーファー #ヒューマントラストシネマ渋谷 #田中泯 #森直人

舞台「TIME」日本公演

坂本龍一 + 高谷史郎 『TIME』
出演:田中泯 宮田まゆみ 石原淋

RYUICHI SAKAMOTO
SHIRO TAKATANI

with
MIN TANAKA
MAYUMI MIYATA
RIN ISHIHARA

JAPAN PREMIERE
シャボン玉石けん特別協賛

東京: 2024年 3月28日 | 木 |―4月14日 | 日 | 新国立劇場(中劇場)
京都: 2024年 4月27日 | 土 |―4月28日 | 日 | ロームシアター京都(メインホール)
TOKYO: Thu., March 28–Sun., April 14, 2024 | New National Theatre, Tokyo, Playhouse
KYOTO: Sat., April 27–Sun., April 28, 2024 | ROHM Theatre, Kyoto, Main Hall





【東京公演】
新国立劇場 (中劇場)
2024年3月28日〜4月14日(15回公演)

https://www.nntt.jac.go.jp/english/facilities/playhouse.html

<東京>
3月28日(木) 公演1 19:00開演 
3月29日(金)〈休演日〉
3月30日(土) 公演2 14:00開演
3月31日(日) 公演3 14:00開演
4月1日(月) 公演4 19:00開演
4月2日(火) 公演5 14:00開演
4月3日(水)〈休演日〉
4月4日(木) 公演6 14:00開演
4月5日(金) 公演7 19:00開演
4月6日(土) 公演8 14:00開演
4月7日(日) 公演9 14:00開演
4月8日(月)〈休演日〉
4月9日(火) 公演10 14:00開演
4月10日(水) 公演11 14:00開演
4月11日(木) 公演12 19:00開演
4月12日(金) 公演13 19:00開演
4月13日(土) 公演14 14:00開演
4月14日(日) 公演15 13:00開演

【京都公演】
ロームシアター京都 (メインホール)
2024年4月27日、28日

https://rohmtheatrekyoto.jp/floorguide/south-hall/





坂本龍一さんと長い時間をかけて創作に取り組んだ『TIME』がようやく日本で上演の運びとなりました。奇しくも東京公演の初日は一周忌。坂本さんの訃報を聞いた時、この偶然に慟哭し言葉を失いました。2021年コロナ禍のアムステルダムでの初演は、田中泯さん、宮田まゆみさん、そしてチーム全員が一丸となって坂本さんと共に成し遂げた奇跡の初演でした。私は幸運にもこれまで数多く坂本さんとコラボレーションをさせていただき、その過程で坂本さんから多くのことを学びました。『TIME』のテーマである「時間」についても様々な角度から多くのことを語り合いました。坂本さんが思索を重ね情熱を持って作り上げた『TIME』。他の作品と同様に『TIME』も坂本さんのアイディアで埋め尽くされています。そのシンプルな構造の裏に何重にも様々な思想が織り込まれていて、坂本さんがプロットされたより深い意味を、今後も作品を上演していく過程で、僕自身、理解を深めていくのだと感じています。クライマックスで舞台に響き渡る藤田六郎兵衛さんの笛の音は、六郎兵衛さん生前最後となってしまった演奏を、渡邊守章先生演出の舞台公演の際に急遽記録させていただいた音源であり、坂本さんの強い思いでこのシーンが生まれました。すべてが奇跡のようであり夢のようであります。    
高谷史郎

ヒトは現在だけを生きている者ではない。現在だけに眠る者でもない。金輪際の外にまで心踊らせ生きる者だ。僕は坂本龍一さんと、ずっとその事を話し続けてきた。これからもだ。沈黙の内側での会話だった。ある時、坂本龍一さんと高谷史郎さんが用意し演出する舞台作品「TIME」への参加を頼まれた。お二人の共鳴する舞台の時にカラダを投げ込みたいと自然に思った。用意はとっくに済んでいる。「TIME」の日本公演が間も無く始まる。また坂本さんと話せるかな。
田中泯

「TIME」。
空間、音、ことば、そのすべてが静寂から生まれ、終(つい)には静寂に吸い込まれてゆく。
大いなる静けさに包まれたかけがえのない時をオランダで過ごしました。
日本でまた、この幸せを皆さまと共にすることができる。なんとうれしいことでしょう。
坂本さんもきっとふわふわと雲に乗っておいで下さるに違いありません。
2024年春を待ち遠しく思います。
宮田まゆみ

さあ、今度はどんな旅に出かけようか。どんな支度をすればいいかな。そこにいけばどんな呼吸を感じられるかな。戻れなくってももういいや!ってなくらい、おもいっきりファンタジーに飛び込んでいこう。波瀾万丈の大河の流れに乗り、永遠と続く小さな命の1つ、心細い事ばっかりだけれど、なんだか「あたたかいや」って思える儚い一瞬を感じ続けたい。ね、そうだよね?。 
石原淋





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『TIME』 上演記録
2021年 6月18日-6月20日 「ホランド・フェスティバル」(オランダ・アムステルダム)|世界初演
2024年 3月8日-3月10日 「2024 NTT Arts NOVA」臺中國家歌劇院(台湾・台中)
2024年 3月28日-4月14日 新国立劇場 中劇場(東京)
2024年 4月27日-4月28日 ロームシアター京都 メインホール(京都)

“TIME” Performance Record
June 18–20, 2021 | “Holland Festival” (Amsterdam, Holland) | World Premiere
March 8–10, 2024 | “2024 NTT Arts NOVA,” National Taichung Theater (Taichung,Taiwan)
March 28–April 14, 2024 | New National Theatre, Tokyo, Playhouse
April 27–28, 2024 | ROHM Theatre Kyoto, Main Hall

Disney+ 「フクロウと呼ばれた男」House Of The Owl

ディスニープラス配信ドラマ

『フクロウと呼ばれた男』

『フクロウと呼ばれた男』|予告編|田中泯×新田真剣佑共演、欲望渦巻く国家の裏側・タブーに切り込んだ社会派政治ドラマ|Disney+ (ディズニープラス)

放送開始
2024年4月24日(水) 1話〜5話
2024年5月1日(水) 6話、7話
2024年5月8日(水) 8話〜10話





NHKスペシャル 坂本龍一 Last Days

NHKスペシャル
Last Days 坂本龍一 最期の日々

初回放送日:2024年4月7日

YMOのメンバーとしてテクノ・ミュージックで世界に衝撃を与え、その後も独創的な音楽で多くの人の心をとらえた坂本龍一さん。最晩年の日記には「死刑宣告だ」「安楽死を選ぶか」という闘病生活の苦悩や、「音楽だけが正気を保つ唯一の方法かもしれない」「残す音楽、残さない音楽」といった音楽を深く思考する言葉など、本音が刻まれていた。知られざるYMOのメンバーとの交流、最後になってしまった未発表の曲も心を打つ。

田中泯:ナレーション





方向から時間が経過するとURLが表示されない場合がございます。その場合は「NHKスペシャル Last Days 坂本龍一 最期の日々」で検索などしてください。

『大竹まこと ゴールデンラジオ!』田中泯 出演

2024年4月3日

『大竹まこと ゴールデンラジオ!』にて 書籍「ミニシミテ」(講談社)を取り扱ってくださり田中泯 出演してきました。大竹さんの深みのある対話、言葉が時間を運ぶ。本当に本当に感謝。20分にかける即興編集…言葉ってなんだろう…素晴らしかった。通じない人多いけれどもまさか中野にある「plan-B」に通っていらしたシティーボーイズの皆さま…「泯さんが立ち上げたの‼️ええっ持ち主⁉️」に大騒ぎのオフトークもありました…。
ありがとうございました。
Madada Inc. 石原淋 

#文化放送 #ゴールデンラジオ #大竹まこと #壇蜜 #いとうあさこ #きたろう #田中泯




youtube「登紀子 土の日 ライブ」に出演

加藤登紀子さんのyoutube「登紀子 土の日 ライブ」に出演させていただきました。タイトルも「名付けようのない踊り」としてくださり、田中泯の誕生日に近づけて発信してくださいました。犬童一心監督の映画「名付けようのない踊り」に強く感銘してくださったのはいうまでもなく。本当にありがとうございました。
https://youtu.be/eMP6M1ykfk4





#加藤登紀子 #登紀子土の日ライブ #TheUnnameableDance #名付けようのない踊り #IsshinInudo #犬童一心 #田中泯 #MinTanaka #다나카민 #石原淋 #이시하라린 #RinIshihara #山村浩二 #KojiYamamura #35mm #FilmScratch #Cinecariography #犬童みのり(プロデューサー) #株式会社スカイドラム #SkyDrum

著書「ミニシミテ」

2024年03月11日(発売)
定価:1,870円(本体1,700円)
ISBN 978-4-06-533569-7
276ページ 四六変型
※本書は「山梨日日新聞」2015年8月21日~2023年9月1日掲載の「えんぴつが歩く」から抜粋し、改題・加筆修正したものです。





講談社オフィシャルコメント:

世界的ダンサーの田中泯さん。俳優としても初出演で代表作になった山田洋次監督の映画『たそがれ清兵衛』から、アカデミー賞ノミネート作品ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』まで、名バイプレーヤーとして存在感を示しています。

10年以上にわたって綴られたエッセイ(山梨日日新聞)は、ときに歯に衣着せず痛快、初めて明かされる脱皮のきっかけとなった出会いや、常識への疑問、農作業にいそしむわけ、日々の喜怒哀楽。そして、世界各地で行われた場踊りで生まれたエピソードは、きっと読み手の身にも沁み入ることでしょう。

さまざまな人々──監督の山田洋次、ヴィム・ヴェンダース、犬童一心、世界の知性、ロジェ・カイヨワ、大江健三郎、心通わせた坂本龍一、樹木希林、中上健次、京都西陣の大店の主人、名杜氏、芸人、山梨で農業を営む人々、そして師匠土方巽──との出会い。

さまざまな土地の記憶とともに──パリで、ニューヨークで、プラハで、冷戦下のソ連で、福島浪江町で、奄美大島で──オドる。

世界も将来も視界不良のなか、社会の空気に飲み込まれず、自分らしく生きたい人にとって、多くのヒントが得られるでしょう。

嬉しいときは嬉しがり、怒りや悲しみを生きるエネルギーに変える言葉が見つかります。





#ミニシミテ #講談社 #KODANSHA #ダンサー #俳優 #エッセイ #著書 #田中泯

舞台「TIME」台湾公演

期間
「TIME」台湾公演!2024.3.8〜3.10

劇場 
台中國家歌劇院 
National Taichung Theater (NTT), Grand Theater
https://www.npac-ntt.org/en

主催劇場からの田中泯への質問
(原文は英文、簡易翻訳になりますことご了承ください)

NTT:「TIME」の初公演は2021年アムステルダムだったということで、制作の期間はコロナ時期と重なっていました。その時、病気に患っていた坂本龍一氏は、主にオンラインから制作とリハーサルに参加してきましたと伺っております。「TIME」の制作は、まるで人生の病や苦痛の課題と伴走していたと言えるくらいの状況であり、更に衝撃なのは、坂本氏が今年お亡くなりになったことです。「TIME」が2024年に再公演という決定されたことについて、これは、坂本氏がなくなった後、のパフォーマンスとしてとしての初めての公演になりますが、なぜ、このタイミングで、再び演出するを決めたのでしょうか?、観客に何か伝えたいメッセージはありますでしょうか。

田中泯:残念で悲しいことだけれども、たまたま彼の死と重なっていると僕は言いたい。なぜなら、僕らは巨大な生命の途上の中で一人一人がたまたま生きていると僕は思っているから、坂本さんは病気だろうが、何も思考を止めてなかったし、台湾公演に関しては存命中に決行する思いでいたので、特別なく亡くなってからの話でもない。

NTT:「TIME」は、自然の景色を運用して、夢の物語で、百年わたる困難や試練を乗り越えたことを反映しています。まるで日本らしきの「もの哀れ」を表現したように感じます。一方、「人」を演じる田中泯氏が、水の中で道を作るという人間的想いもみられるように思います。前述のような対照的なシーンからすると、「TIME」はどのような美学、または哲学の世界観を見せているのでしょうか?

田中泯:僕は美学も哲学も常に動きながれているものと思っています。なので何かを固定して考えないように務めてます。務めているというのは、人間はとても脆いので何かを固定して考える安心感を得ようするするからです。しかしそれは相手や対照を止めて思考する根拠になります。それは最も坂本さんが根差した「TIME」から程遠いとも言えるんじゃないだろうか。どうか回答を求めず公演を体感し自身の答えを見つけてもらえると嬉しいですね。








#台中国家歌劇院 #臺中國家歌劇院 #NationalTaichungTheater #台中メトロポリタンオペラハウス #台湾台中市西屯区 #七期重画区 #伊東豊雄(建築) #RYUICHISAKAMOTO #SHIROTAKATANI 「#TIME」#坂本龍一 #高谷史郎 #宮田みゆみ #田中泯 #MinTanaka #다나카민 #石原淋 #RinIshihara #이시하라린






劇場写真 空里香(撮影)

2024年2月23日 田中泯「雪の良寛」

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024
2024/2/23(金祝)
野外公演 田中泯「雪の良寛」

踊り:田中泯
音楽:石原淋
太鼓:鬼太鼓座





日時
2024年2月23日(金祝)14:30開演
※無料送迎バス受付:13:15~13:45厳守

場所
ナカゴグリーンパーク(〒948-0122 新潟県十日町市上野甲2930−3)
※無料送迎バス乗り場:
①十日町駅西口ロータリー(電車ご利用の方向け)
②越後妻有里山現代美術館MonET正面玄関
③十日町農業協同組合本店駐車場

料金(満席となったため販売を終了)
田中泯「雪の良寛」鑑賞付き2024パスポート(引換券)
(税込一般4500円/小中高2000円)

※本券は、2024/2/23の田中泯「雪の良寛」、および2024/7/13~11/10の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」の作品鑑賞ができるパスポートです。
※2/23はパスポート引換券(紙/Web画面)をご提示ください。2024年6月よりパスポート実券との引換を開始しますので、それまで保管をお願いいたします。トリエンナーレ会期中は実券をご利用ください。

「大地の芸術祭の里」総合案内所
〒948-0003 
新潟県十日町市本町6-1, 71-2
越後妻有里山現代美術館 MonET
TEL:025-761-7767
E-mail:info@tsumari-artfield.com

田中泯
ダンサー、俳優として数々の作品に出演し、世界的に活躍する田中泯。大地の芸術祭2022では、越後妻有里山現代美術館 MonET内、中谷芙二子の霧の作品においてダンスを披露しました。田中泯の出現でMonET回廊の空気は一変。静謐な緊張感に満ちた身体と所作は池を取り囲む観客たちを圧倒し、形容し難い豊かな時空間が生まれました。そして、来年7月からの開催が発表された「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」(会期:2024/7/13~11/10)に先駆け、冬プログラムでのパフォーマンス「雪の良寛」が決定しました。越後妻有の本番は冬。前回の雰囲気とはまったく異なる、圧倒的な雪景色を舞台としたパフォーマンスをぜひご覧ください。

北川フラム 大地の芸術祭総合ディレクター:コメント
田中泯が圧倒的な雪の中で良寛をどう踊るのか楽しみです。後半には芸術祭に縁の深い和太鼓集団・鬼太鼓座も加わり、良寛が民衆とともに踊り好んだ「盆踊り」も再現します。

THEATRE E9 KYOTO / ダンス 田中泯「Sの舟が空を逝く」

THEATRE E9 KYOTO  
ダンス 田中泯「Sの舟が空を逝く」
2024年2月1日木曜日―2月4日日曜日
オドリ:田中泯

音:石原淋
光:石綿未愛(sect)
美術:田中らん、藤田龍平

2/1(木) 開演19:30 (開場19:00)
2/2(金) 開演19:30 (開場19:00)
2/3(土) 開演14:00 (開場13:30)
2/4(日) 開演14:00 (開場13:30)





THEATRE E9 KYOTO 」official web site

THEATRE E9 KYOTO  
Dance Min Tanaka : I can hear S’s boat sailing in space
Thursday, February 1–Sunday, February 4, 2024
Thu, Feb. 1 at 19:30 (Doors open at 19:00)
Fri, Feb. 2 at 19:30 (Doors open at 19:00)
Sat, Feb. 3 at 14:00 (Doors open at 13:30)
Sun, Feb. 4 at 14:00 (Doors open at 13:30)
Dance: Min Tanaka
Sound: Rin Ishihara
Light: Miu Ishiwata (sect)
Stage Installation: Ran Tanaka, Ryuhei Fujita
For more information, please click THEATRE E9 KYOTO official website.

追悼 アントニオ・ネグリ

追悼:アントニオ・ネグリさん

田中泯は、(ネグリさんと親交が深かった)フェリックス・ガタリと親しかったので、幸運にも2013年初来日の際にお会いできた。この時も中心的に関わられていた市田さんの文章とともに。

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市田良彦さんの寄稿

 アントニオ・ネグリ逝く。享年90歳。こんな哲学者はもう現れまい。

 彼の名を一躍知らしめた、17世紀オランダの哲学者スピノザを論じた『野生のアノマリー(異例性)』は、イタリアの獄中で書かれた。それまでの彼は、「労働者の自律」を合言葉に革命運動から一切の中央集権性を排そうとする、イタリア限定の極左運動の理論家でしかなかった。ところが元首相誘拐暗殺事件の黒幕という嫌疑で逮捕・起訴される(1979年)と、彼は時間ができたと言わんばかりに読書と執筆に取りかかる。

 1982年にジル・ドゥルーズら3人の高名な哲学者の序文付きで同書がフランスで翻訳刊行されると、ネグリの名は世界に知られた。読者はそこに、17世紀の哲学と現代の政治思想がまさに異例の仕方で直結されているのを見た。古典文献の逐語的解釈が、「ポストモダン」と「マルクス」を合流させていた。

 83年、彼は獄中から国会議員に立候補し、当選する。議員特権により釈放されたものの、議会が特権を剥奪(はくだつ)したためフランスに逃亡する。裁判のほうは、暗殺への関与が否定されたにもかかわらず、国家転覆を扇動したという罪で、欠席裁判により有罪。フランスは彼を庇護(ひご)し続け、彼は大学で授業を持ち続けた。

 92年、そのパリ第8大学に留学した私は彼の授業に出るようになり、別の研究所で会うようにもなって、度々数人の仲間で昼食をともにした。いや、その「私たち」は仲間になっていった。97年、彼は自らイタリアに帰る。刑に服すことを前提に。70年代に捕まったり亡命したりした活動家たちの恩赦を求めて。願いは叶(かな)わず、彼が自由になったのは2003年である。

 2000年、彼はパリ第8大学で彼の学生であったアメリカ人、マイケル・ハートと共著で『〈帝国〉』を刊行する。反グローバリゼーション運動の隆盛期である。2人はグローバル化した政治権力のあり方を〈帝国〉と名指しつつ、その運動に、「国民国家」に回帰するのではなく別のグローバル化を対置すべし、という主張を持ち込んだ。

 その中心にはネグリがスピノザから取り出し、蘇(よみがえ)らせた「マルチチュード」という概念がある。身分も国籍も関係なく、すべての生産活動を支えつつ、国家の思惑を超え自由に横断的につながることをやめない人々の群れである。
 〈帝国〉が出現したということは、17世紀の君主を恐怖させた彼らが地球規模で歴史の舞台に登場する機が熟したということでは? 『〈帝国〉』により、「トニ・ネグリ」は「反グロ運動」を世界的に象徴する名前になった。

 私は08年の春、彼を日本に招聘(しょうへい)する企画に協力した。ヴィザ発給が間に合わず、来日は直前になって中止されたが、中止を決めた真夜中の電話の最後に私は聞いた。「これで2週間暇になったけど、どうする?」。彼の答えは「バカンスにでも行くわ」。

 ここ数年闘病生活を送っていた彼の肉声を聞く機会はなかったが、永遠のバカンスに出かけてしまった彼は、今の世界について何を言っただろうか。〈帝国〉も国民国家も政治的効力を示せなくなった現在、「マルチチュード」はもう、それともまだ、登場しないのか。

 彼の口癖を思い出す。「僕は理論的にはオプティミストだけれど、実践的にはペシミストだ」

ーーーーー

市田良彦(いちだ・よしひこ)1957年生まれ。専攻は社会思想史。著書に「ルイ・アルチュセール」「フーコーの〈哲学〉」など。ネグリの邦訳書の監修もしている。




Dance 『彼岸より』 田中泯|名和晃平

★★★ チケット発売は 11月1日 0:00〜 ★★★

Dance 『彼岸より』   
田中泯|名和晃平

From the Edge   
Min Tanaka |Kohei Nawa


2024年YCC県民文化ホール(3回公演) 
1月10日【水】 開演18:30 (開場17:45)
1月11日【木】開演13:30 (開場12:45) / 開演18:30 (開場17:45)

「彼岸より」は田中泯(ダンサー)と名和晃平(彫刻家)の初のコラボレーションとなる舞台である。70年代より型破りな実験的活動を展開し、身体と世界の関係性を追い求めてきた田中泯。その活動の一つに、自身の拠点・山梨県の山村で決行された「白州フェスティバル」がある。日本における野外芸術祭の先駆とも言えるこれに名和晃平はボランティア・スタッフとして参加し、強い影響を受けたと公言する。高度情報化に伴って人々の身体性は希薄化し、非身体的な表現が蔓延し始めている。人類はどこに向かおうとしているのか。カラダとはすべての生命に固有の、最初の環境であり、世界との接続点でもある。田中泯と名和晃平はそれぞれの仕方でカラダと向かい合うことで、あらゆる階級の世界と対峙し、新たな創造の可能性を切り拓いてきた。そんな両名が今、その出会いの地・山梨で舞台へと挑む。泥や霧といった普遍的なモチーフが絶えず姿形を変えながら空間を満たす中、死と再生を司るとされるハゲタカが時間を超越したかのように佇む——名和晃平は身体と物質を地続きとして捉え、それらの対流の中に立ち上がる感覚を模索してきた。そこに現れるのは、一見静謐でありながら、あらゆる物質が衝突・調和し続けるダイナミックな時空間である。こうした場と田中泯のカラダ、そして観る者のカラダの間に踊りが生まれ、移ろい続ける現象としての舞台をつくり出す。それはまさに、彼岸から此岸へと寄せては返す波だ。そんな特別な記憶を刻みつける「event(事態)」が観客に投げ出されることだろう。

[演出・構成] 田中泯|名和晃平
[踊り] 田中泯
[美術] 名和晃平
[音楽] 原摩利彦
[音響] 中原楽
[照明] 吉本有輝子
[舞台監督] 夏目雅也
[衣装] 山口源兵衛 
[服飾・髪型]  石原淋
[企画・制作・共催] Madada Inc. + Sandwich Inc.
[宣伝美術] 林琢真

田中泯 | Min Tanaka 1945 年東京都生まれ。1966年より独自の舞踊スタイルを展開しはじめ、既成概念にあてはまらないダンスを継続。78 年のパリ・フェスティバル・ドートンヌ(Festival d’Automne à Paris)ルーブル装飾美術館でのデビュー以来、世界的なダンサーとして活躍する。近年は映画やドラマなど映像作品でも国内外問わず活躍。1988年から2009年まで山梨県で開催した「白州フェスティバル」は、領域横断的なアート実践、もしくは地方芸術祭の先駆けとして、戦後日本美術史の重要なトピックとなった。

名和晃平 | Kohei Nawa (彫刻家 / Sandwich主宰 / 京都芸術大学教授) 1975 年大阪府生まれ。京都を拠点に活動。2003 年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課 程彫刻専攻修了。建築から舞台作品まで、既存の彫刻の領域を拡張する作品を数多く手がけて おり、国内外で精力的に活動している。「白州フェスティバル」で出会った田中泯から強い影響を受けており、千葉・市原湖畔美術館『試展–白州模写「アートキャンプ白州」とは何だったのか』にてキュレーターを務めるなど、関わりが深い。









[会場]
YCC県民文化ホール(山梨県民文化ホール)
山梨県甲府市寿町26−1

[料金] 全席指定
一般4,000円/大学生3,000円/高校生以下2,000円
※未就学児入場不可

チケットぴあ
【Pコード 651-481】 
ローソンチケット
【Lコード 32475】
イープラス

UTYテレビ山梨
「電話・窓口の販売のみ」
山梨県甲府市湯田2-13-1 
TEL 055-232-1118(平日9:30-18:30)

お問い合わせ:UTY テレビ山梨 
TEL 055-232-1118(平日9:30–18:30)

公演内容に関するお問い合わせ(メールのみ)
madada@min-tanaka.com

<公演時間について>
60分〜最長で90分
※田中泯の踊りそのものが、その時その時で時間が伸び縮みするので正確な時間を伝えることは大変難しいのですが、おおよそ上記を想定されておくといいかと思います。

石原淋 拝

企画・制作・共催:Madada Inc. + Sandwich Inc. 
協賛:Valuence  

協力:株式会社大小屋、ざぶとん亭風流企画、SCAI THE BATHHOUSE、山口源兵衛(誉田屋源兵衛株式会社)

主催:やまなしステージ・アート・プロジェクト2023実行委員会、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、UTYテレビ山梨
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2)) |独立行政法人日本芸術文化振興会 事業名:『JAPAN LIVE YELL project』                                  

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

#MadadaInc #Madada #SandwichInc #Sandwich #Valuence #株式会社大小屋 #ざぶとん亭風流企画 #SCAITHEBATHHOUSE #山口源兵衛 #誉田屋源兵衛株式会社

#名和晃平 #KoheiNawa #原摩利彦 #中原楽 #吉本有輝子 #夏目雅也 #田中泯 #MinTanaka #다나카민 #石原淋 #RinIshihara #이시하라린 #山梨の若者たち #YCC県民文化ホール #山梨県民文化ホール #UTY #テレビ山梨

ポスターデザイン:#林琢真

Prague「Archa Theatre」final / Min Tanaka performance

プラハ「アルハシアター」ファイナル /田中泯 公演





Min Tanaka
The Unnamable Dance

Monday 18.12.2023
Tuesday 19.12.2023
Wednesday 20.12.2023
all 20:00
Large auditorium

The circle is being completed. Min Tanaka, who opened the Archa Theatre with his performance with John Cale in 1994, is now returning to close it. The famous Japanese dancer, choreographer and actor has accompanied Archa throughout its existence. He danced in the Vltava River during the reopening of the theatre after the flood, in productions with Czech artists Grimm Grimm and Body, and in many solo shows even outside the theatre building. Min will arrive to symbolically complete the story of Archa in December 2023.

Credits
Choreography and dance: Min Tanak
Sound: Rin Ishihara
Lights: Pavel Kotlík





【チェコ・プラハ、田中泯 公演並びにイベント関連の情報】

英語を翻訳して日本語で掲載しております。お問い合わせ、チケットはアルハシアターのオフィシャルサイト(英語)を尋ねてください。

★★★★★★★★★★

ダンス公演田中泯『名付けようのない踊り』</strong>

日時:2023年12月18日月曜日20:00
会場:大劇場

ダンス:田中泯
音:石原淋
光:パヴェル·コトリク

チケットはアルハシアター、GoOut.czにて発売中
その円環が、完成を迎えようとしている。1994年、ジョン・ケールとの公演によってアルハシアターを開幕した田中泯が、その幕を下ろしに帰ってくる。著名な日本人ダンサーであり振付家、俳優の田中は、アルハの存在に同行し続けてきた。洪水の後、劇場再開の期間中には、田中はヴァルタヴァ川の中で踊った。チェコの芸術家たちとの作品『Grim Grim and Body』の中でも踊った。多くのソロ公演で踊り、劇場建物の外でも踊った。2023年12月、アルハのストーリーの象徴的な完結に向けて、田中がアルハに現れる。






オンドレ・フラブ アルハを最初から最後まで導いてきた館長であり田中泯の盟友。劇作家時代のヴァーツラフ・ハヴェル(のちに大統領となる人物)とともに革命を生きた人でもある。

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「チケット」
アルハシアターボックスオフィス
月曜日〜金曜日 10:00〜16:00
上記に加え、毎公演開演2時間前
+420 221 716 333
ticket@archatheatre.cz
—————-
アルハシアター
ナ・ポリチ26, 110 00 プラハ 1
+420 221 716 111
archa@archatheatre.cz

アルハシアターは、ジャンルの垣根にとらわれない、現代舞台芸術の総合施設である。1994年の創立以来、アルハはその独特なドラマツルギーと革新的なプロジェクトで、国内外の進歩的なシーンでの定評を確立してきた。芸術家のクリエイティブな作品に空間を提供するプロダクションハウスとして運営している。25年以上にわたり、アルハは芸術分野で世界的に著名な数々の芸術家を迎えて「協働」してきた。ロバート・ウィルソン、田中泯、ヴィム・ヴァンデケイビュス、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー、チーク・バイ・ジョウル、ウルティマ・ヴェス、DV8フィジカル・シアター、Dogtroep、フォースド・エンターテインメント、ローラ・アリアス、リミニ・プロトコル、ピーター・ドゥ・ビュイッサー、ミロ・ラウ、ウェン・ホイ、など、多数に上る。若手作家によるプロジェクトは、アルハラボとそのレジデンスプログラムによる支援の元で立案され、発展の機会を得ている。劇場の国際夏期スクールは、ドキュメンタリーシアターの分野における実験と研究のプラットフォームとなっている。アルハシアターが開催する毎シーズの旗艦プロジェクトの一つに、「アクセント・ドキュメンタリーシアター国際フェスティバル」がある。




ヴィム・ヴェンダース監督作品『Some Body Comes Into the Light』

田中泯に魅了されたヴィム・ヴェンダース監督の唯一無二の短編映画『Some Body Comes Into the Light』 特別上映&トークイベント開催

田中泯 ドキュメンタリー企画
東京国際映画祭企画上映 短編『Somebody Comes into the Light』

【チケット販売 2023/10/14発売(予定)】 

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【公式上映スケジュール】

①アンゲラ・シャーネレク監督「Music」併映  *舞台挨拶あり 10/26(木)/丸の内TOEI SC1
14時05分 開場 *14時35分 舞台挨拶後上映

②アンゲラ・シャーネレク監督「Music」併映 *舞台挨拶あり 10/29(日)/TOHOシャンテ SC2
19時55分 開場 *20時15分 舞台挨拶後上映

③ヴィム・ヴェンダース監督「Anselm」併映 ※3D 11/1(水)/スイッチ銀座 SC2
10時30分 開場 *10時50分 上映開始

④ヴィム・ヴェンダース監督「Anselm」併映 ※3D 11/1日(水)/スイッチ銀座 SC2
13時10分 開場 *13時30分 上映開始





石原淋「玄々抄」 

セイゴオちゃんねる】NEWS:石原淋さんがヨウジ×セイゴオファッションを着こなす特別企画「玄々抄」公開

山本耀司 Yohji Yamamoto collaborate with 松岡正剛 Seigow Matsuoka
model:石原淋 Rin Ishihara

公開されました、ありがとうございます。その1日は松岡正剛事務所を自由に使っての本当に楽しい撮影でした。ー石原淋













#OriginalPhotoCollection #玄々抄 #セイゴオちゃんねる #松岡正剛 #SeigowMatsuoka #山本耀司 #YohjiYamamoto #ヨウジヤマモト2023 #石原淋 #RinIshihara #이시하라린 #渡部巧+#佐々木友一(アートユニットTableEnsemble) #横山雷志郎(ヘアメイク)

操上和美「写真集『50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN』」

石原慎太郎、坂本龍一、役所広司etc.全160カット収録の写真集が発売! 操上和美と50人の男たちの熱きセッション

写真展「50,50 FIFTY GENTLEMEN OF EYEVAN」

会期:2023年10月5日~11日 11:00~20:00(10日・11日~18:00)
会場:東京都港区青山5-6-23 1F スパイラルガーデン
プリント制作:写真弘社
用紙協力:イルフォード・ジャパン

<職人技が集結した大迫力の写真を間近で堪能する>
写真集の発売に合わせて東京・青山のスパイラルで写真展も開催。展示用写真のプリントを手がけるのは、操上が信頼を置く写真弘社だ。「もう30年以上の付き合いです。仕上がりの精度が高く、技術者の方々の誠実さが伝わってくる仕事です。個展のプリントはいつもここでお願いしています」(操上)今回は操上の身体ほどの大判の写真、かつモノクロということもあり、プリントには高い技術が求められる。加えて重要になるのが用紙だ。140年以上の歴史を持つ写真用品メーカー・イルフォードの最高品質の用紙を使用することで、操上が求める作品が完成する。

ゲーテオフィシャルサイト





#操上和美 #KazumiKurigami #田中泯 #ゲーテ #GOETHE #5050FIFTYGENTLEMENOFEYEVAN

奥能登国際芸術祭2023 田中泯「場踊り―歩む」

奥能登国際芸術祭 オフィシャル告知内容

田中泯「場踊り―歩む」
◎日程=9月22 日(金)、 23 日(土)、 24 日(日)

◎開演=19:00(開場18:30)
◎料金
一般前売4000円
一般当日4500円(パスポート提示で4300円)
小中高生2500円

踊り=田中泯
音オペレーション=石原淋
音響技術=椎名晃嗣(NEXT Lighting)
光オペレーション・照明技術=本間優希(NEXT Lighting)
協力=南条嘉毅、鈴木泰人、カミイケタクヤ





写真:石原淋撮影 左から #三輪僚子 #平間至 #田中泯

#奥能登国際芸術祭 #NEXTLighting #小野健 #椎名晃嗣 #本間優希 #南条嘉毅 #鈴木泰人 #カミイケタクヤ #大石宏樹#大垣里花 #森國真帆 #寺門秀祐 #三上孝文 #楓大海 #井関寿一 #鹿野桃香

NHK Eテレ 日曜美術館「天にささげる“霧” 霧の彫刻家・中谷芙二子」 

再放送のお知らせ

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NHK Eテレ 日曜美術館
9月10日(日) 20:00 〜 20:45
「天にささげる“霧” 霧の彫刻家・中谷芙二子」 

“霧”が、まるで命を宿したかのように舞い、言葉にならない言葉を語りかける。アーティストの中谷芙二子さん(90)は、これまで半世紀にわたり「霧の彫刻」を制作。フランスの芸術文化勲章を受章するなど国内外で高い評価を得てきた。今回、初めて密着取材が許され、創作の舞台裏に迫る。自然と対話し、自然に礼儀を尽くすことから生まれる唯一無二の世界とは。ダンサーの田中泯さんとの共演にも密着し、その秘密を探る。
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※投稿写真1=2021年4月に長野県立美術館で旧長野県信濃美術館 新築オープン記念イベント で行った時のもの/中谷芙二子「霧の彫刻」+田中泯「場踊り」その時の石原淋の音響ブース。(濃厚な霧!濡れると機材は壊れるためスタッフのお手製のブース)
※投稿写真2=イベント前、田中泯リハーサル中。霧も中谷芙二子さんご本人+中谷さんチームテスト中。

ご注意としては、いずれも番組本編とは関係ない写真です!

田中泯・柳家喬太郎 場オドリと場ラクゴ

チケットは完売しました

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『田中泯・柳家喬太郎 場オドリと場ラクゴ』

2023年10月21日(土) ※2回公演
★12:00開演/13:00終演予定(開場11:30~)
★14:30開演/15:30終演予定(開場14:00~)

会場:寛永寺開山堂(両大師)
住所:東京都台東区上野公園14-5

料金・申し込み方法・参加条件:
1人5000円/定員各回160人 

チケット販売開始予定:2023年9月4日(月)
予約URL:https://artsticker.app/events/13764
「オンラインチケット販売(アートスティッカー)」

オフィシャルサイト:https://tokyobiennale.jp/…/min-tanaka-and-kyotaro…/…

問い合わせ先:
アートリンク上野-谷中
artlink97@yahoo.co.jp

*お堂に移動の際は靴をぬいでいただきます。
*お堂内は畳敷きですが指定席ではなく椅子のご用意はありません。
*譲り合い、詰めあい、ご協力お願いいたします。
*お堂内仏具類にはお手を触れないようお願いいたします。
*写真・映像撮影はご遠慮ください。
*雨天決行

出演:田中泯 、柳家喬太郎
主催:art-Link上野-谷中
共催:一般社団法人東京ビエンナーレ
提携:ざぶとん亭風流企画
制作:クマイ商店
協賛:松坂屋上野店 未来定番研究所
特別協力:東叡山寛永寺

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チラシ田中泯宣材写真:©️Mdada Inc./ 松尾亜伊里