2024年12月25日(水)−12月28日(土)
オドリ 田中泯+∞
Odori Min Tanaka + ∞
微笑みの星に立つ
ホホエミノホシニタツ
とある深い地下の闇夜。
周りは野の鳥の鳴き声で満たされた。
僕は空っぽだったから
一瞬の事のように思ったのだった。
何も見えなくたって景色はある。
でもこの星には景色はなかった。
この星に生命は無いのに僕は居る。
蒸発してやって来たのだ。
―田中泯
ひとでなし|田中泯|Min Tanaka
一日だけの人間|緒形敦|Atsushi Ogata
吉本有輝子|照明 Lighting|Yukiko Yoshimoto
石原淋|音 Sound|Rin Ishihara
田中らん|舞台美術 Stage|Ran Tanaka
公演日時
12月25日(水) 19:30 *予約受付分を終了いたしました。
12月26日(木) 19:30 *予約受付分を終了いたしました。
12月27日(金) 19:30 *予約受付分を終了いたしました。
12月28日(土) 14:00 *予約受付分を終了いたしました。
チケット
[自由席/日時指定/税込]
一般 前売・予約 4,000円/当日 4,500円
U-25 前売・予約 2,000円/当日 2,500円
主催・企画製作|Madada Inc.
共催|THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
プロフィール
【出演】
田中泯(たなかみん)
1945年3月10日東京生まれ。66年クラシックバレエとアメリカンモダンダンスを10年間学ぶ。74年「ハイパーダンス」と称した独自のダンススタイルを展開。当時の現代美術、文化界に先駆的な衝撃を与える。78年パリ秋芸術祭でルーブル装飾美術館で海外デビュー。既存のジャンルを超えた前衛的パフォーマンスは海外でも高い評価を得る。85年山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を継続。「踊りの起源」への探求、“日常に存在するあらゆる場”を即興で踊る「場踊り」は、日本および世界各地で現在も繰り広げられ、その公演は3000回を超える。88年拠点とする山梨県の農村地帯を活用し当時国内としてはまだ例題の少なかった「野外芸術祭」を発足し21年間継続した。02年映画『たそがれ清兵衛』(監督:山田洋次)でスクリーンデビュー、第26回日本アカデミー賞新人俳優賞、最優秀助演男優賞を受賞。その後国内外に関わらず多数出演。13年ハリウッド映画、19年韓国映画、など海外作品にも発展。22年1月、田中泯の本格的なドキュメンタリー映画『名付けようのない踊り』(監督:犬童一心)が公開。 23年ヴィム・ヴェンダース監督よる日本・ドイツ合作映画「PERFECT DAYS」に出演し、同監督による田中泯のダンスの短編映画「Somebody Comes into the Light」が第36回東京国際映画祭で世界初公開された。
緒形敦(おがたあつし)
1996年6月20日神奈川県生まれ。2017年、TBS日曜劇場『陸王』で俳優デビュー。主な出演作は、ドラマ『MAGI-天正遣欧少年使節-』『いだてん』『相棒19』『大豆田とわ子と三人の元夫』『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』『ソロモンの偽証』『一橋桐子の犯罪日記』『七夕の国』、映画『LOVE LIFE』『レジェンド&バタフライ』、舞台『カノン』踊り部田中泯『外は、良寛。』『わが町』など。待機作に映画『ら・かんぱねら』(監督:鈴木一美)や、舞台『五瓣の椿』(2025年2月14日~)を控える。また東京芸術劇場の野田秀樹芸術監督が師範をつとめる演劇修行の場「東京演劇道場」にも参加している。
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照明
吉本有輝子(よしもとゆきこ)
大学在学中に学生劇団で舞台照明を始める。2006年、文化庁の派遣によりパリ市立劇場で研修。アトリエ劇研、Theatre E9 Kyotoの運営に携る一方で、大小劇場や野外劇場での演劇、ダンス、オペラと多岐にわたる作品で活躍。ダミアン・ジャレ+名和晃平の舞台作品である『VESSEL』(2016)、『Planet [wanderer]』(2021)に参加、本プロジェクトは現在も継続中。2022年、オランダフェスティバルのメインプログラムとなった坂本龍一の最初で最後の舞台作品である「坂本龍一+高谷史郎『TIME』」に参加 。本作は 2024年台湾公演、日本公演、そして2025年には香港公演を控えている。2024年1月、田中泯と名和晃平の初のコラボレーションとなった舞台作品「彼岸より」にも参加。田中泯の即興の踊りに合わせライブオペレーションを行う。他、実験的舞台にも多数参加。また、照明だけの舞台シリーズ『なにもない空間』を展開し、照明の根源的な可能性を探求している。
音
石原淋(いしはらりん)
1994年、NHK音楽映像ドラマ『ハムレット幻蒼』で映像デビュ-。番組にダンサーとして出演していた田中泯に出会いその後、師事。1996年、田中泯演出の舞台『千年の愉楽』(原作:中上健次)にて観世栄夫と共演。その後、海外公演も含め田中泯作品に多数出演。2006年より本格的にソロ活動を開始し、田中泯の完全振付によるシリーズ作品『昭和の体重』(音楽:灰野敬二)は現在も続く代表作となった。野外公演『八月十五日のエトランゼ』出演、MV 『The Weeknd – Belong To The World』振付ほかドラマや映画でも活躍中。田中泯の唯一無二の「弟子」であると同時に、田中泯の活動全般を支えるマネージャーであり、プロジェクトを牽引するプロデューサーでもある。田中泯の「場踊り」の音をライブオペレーションするなど、演出的な活動にも携わる。
舞台美術
田中らん(たなからん)
2005年田中泯 独舞「透体脱落」(世田谷パブリックシアター)で舞台美術チームとして初参加。以降、田中泯の活動に、小劇場から大劇場まで、また野外公演にも数多くに携わる。2000年代は東京中野にある実験的ライブ空間である「plan-B」では他では味わえない自由で本質的な「空間づくり」の経験を田中泯の指導のもと積み、近年の主な舞台活動としては、田中泯 ―オドリに惚れちゃって!― 「形の冒険」(東京芸術劇場 / 2018年)、ダンス 田中泯 ―オドリに惚れちゃって!― 「形の冒険Ⅱ―ムカムカ版」(東京芸術劇場 / 2019年)、田中泯 『村のドン・キホーテ』(東京芸術劇場 プレイハウス/ 美術チーフ/ 2020年) 、踊り部 田中泯 「外は、良寛。」(東京芸術劇場 プレイハウス/ 美術チーフ/ 2020年)などがある。
2011年「株式会社久住左官」に入社。左官職人として茶室、数寄屋建築から現代建築まで幅広い活動を展開している。