国際ペン東京大会 2010 開催
2010年9月24日 金曜日
★文学フォーラム
http://www.japanpen.or.jp/convention2010/
文学フォーラムプログラム詳細はHPをご覧ください。
作家=莫言(Mo Yan)
翻訳=菱沼彬晁
脚本・演出=吉岡忍
舞台美術=朝倉摂
舞台監督=北条 孝
人形・画=戸井紅子・有園絵夢・絵留
映像=四位雅文
朗読=神田松鯉
舞踊=田中泯
音楽=シャオロン(中国琵琶)
時間=19:30~21:00
会場=早稲田大学大隈講堂
東京・新宿区 地下鉄東西線早稲田駅下車3分
莫言
1955年生まれ。中華人民共和国の作家。本名は管謨業。1976年、人民解放軍入隊後に文学を学び、1985年に『透明な赤蕪』で作家デビュー。中国農村を幻想的かつ力強く描く現代中国文学を代表する作家。2006年 第17回福岡アジア文化賞大賞を受賞。2002年日本ペンクラブ主催世界ペンフォーラム「災害と文化」に参加。朗読劇『秋の水』上演。『赤い高粱』『秋の水』『花束を抱く女』『蠅・前歯』 『酒国 特捜検事丁鈎児の冒険』『豊乳肥臀』『至福のとき』『白い犬とブランコ』『白檀の刑』『四十一炮』『転生夢現』など邦訳多数。『紅いコーリャン』『至福のとき』『故郷の香り』は映画化され国際的に大きな反響を得た。
朗読劇「牛」
文化大革命さなかの小さな村は、牛の飼葉にも困るほど貧しかった。しかし、牛は国家の大事な生産財、勝手に始末するわけにもいかない。これ以上牛が増えないために、3頭の牛を去勢することにした。〈ぼく〉は14歳の腕白坊主。牛たちと遊んできたぼくは、旧時代に郷愁を抱く老人と2人、タマタマを抜かれた3頭の牛の面倒を見ることになる。傷口からばい菌が入らないようにと、牛たちを座り込ませず、眠らせもしない仕事は大変だった。村のエラいさんたちは料理したタマタマを肴に酔っ払っている。そのいい匂いが空きっ腹にこたえる。元気だった若い牛がだんだんに弱ってくる。ぼくと老人はその牛を町まで連れていき、獣医に診てもらうことになった。強い陽射しの下、2人の人間と1頭の牛のつらい旅が始まった。結末は美しく、残酷で、人工的社会と自然の動物とが織りなす黒いユーモアをたたえている。
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2010年9月29日 水曜日
★獄中作家委員会創立50周年記念式典
時間 19:00~20:45
場所 小野梓記念講堂
田中泯 独舞 30分間ほど披露する予定
★この催しについては日本ペンクラブ会員の皆様のみとなります。
<問い合わせ先>
※info(at)japanpen.or.jp
(at)を@に変更してご使用ください。